コメディ的なホラー





その音はどんどん
大きくなり
茂みの奥から黒い
人影が出てきた。




『『うっわあああああぁ』』

姿もみていないのに
二人は僕を残して


颯爽ときえていった。



そこには
錆びた車イスに
乗った女の人が座って


こちらをみていた。



顔が焼けただれて
破れた服からは
痛々しいほどの


火傷の


あとが目立っていた。