そうだ!
山本さん!!


山本さんに顔が
そっくりだ。



『失礼ですけど、山本さん……?』


僕は住職にそういった。

『なぜ、ワシの名字をしっとる?』


住職のおじさんは
眉間にシワを寄せながら
僕を見つめた。


『実は、僕らを』
悪い霊から助けてくれたいい霊が山本って名前で。住職さんと顔が似てるなと……。』

僕がそういうと
住職のおじさんの
顔付きがかわった。