『おい!元木!今だ!その心臓引きちぎれ!』



僕は
倒れた骸骨の体にみにまとった服を引き裂くと


勢いよく、
ボロい肋骨に手をいれると



ウジがたかった
肉の塊を引き抜いた。


『やったよ!兄ちゃん!』

『……ゥッ……オェッェェ……』


…………


『山本さん、投げますよ!』


僕は元兄ちゃんを
無視して
山本さんめがけて

肉の塊を投げた。


『パクっ』