その頃、自衛官を拘束し 痺れを切らした骸骨が 独りでに 実行しようと していた。 『やぁ。兄ちゃん。その端正な顔立ちを今からこの熱したハサミで刻み込んでやるぅ〜〜〜』 『何をする!この骸骨!このくそ骸骨!』 『その顔が好きで我らは自ら進んで拷問室で悪人に罰を与えた。偉大なる英雄は我。ここにあり。』 『いかれた骸骨め!』 拘束された自衛官と 骸骨の卑劣ないい争いが 肉の塊と次男の元木にも聞こえた。