『おやぁああ〜?おぉい!ここにもいたよ〜!』
『あの骸骨男、一人じゃねーのかよ!!』
『逃げるぞ!元兄ちゃん!!』
ほら、見つかった。
いつでも緊張感が
ないんだから。
『マァテェェェ〜ハハハハハ!!』
一人の骸骨男は
ケラケラ笑いながら
追いかけてくる。
もう一人の
骸骨男は煙草を
吸って歩きながら
追いかけてくる。
『……な、何なんだ!気持ち悪い!』
春元は後ろを振り向きながら走る。
元は怖いみたいだ。
『ぬああああああ!!!うっおおおぉ!!』
絶対に走るよりは
食べる方が好きな
元が今日は全力疾走している。

