拷問室がある廃墟に
潜伏して1時間たった頃
誰かが中に
入ってきた。
物陰に隠れて
のぞくと
あの夕方過ぎに相棒をなくした自衛官だった。
『あの人、捕まったの?』
僕は
隣においた
肉の塊に話しかけた。
『ダロウナ。』
肉の塊は静かにそう
いった。
そもそもなんで
肉の塊になってんだろう…。
『ねね、なんで肉の塊?』
と僕がいうと
肉の塊にある目だろう
二つの小さい穴が
僕をギロッとみた。
『肉ノ塊!?失礼ダ。ワシモシラン!』
と肉の塊が怒った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…