だが、
不気味極まりない奴は


僕を
じーっと凝視すると
スライムのような
体を引きずりながら


離れていく。


……おかしい……。



僕は勇気をだして
あることを
してみることに
した。



もししたら
腐るかも知れない。


それでも確かめずには
いられない。



『ガシッ』

と僕はどろどろの
スライムみたいな奴を
掴む。



だが奴は何もしない。



……おかしい……。