『んっわわわわ!!みんな!にげろぉぉおお!』
僕はそういうと
元兄ちゃん達の背中を思いっきり叩くともうダッシュで逃げた。
『『だぁあああああああ!!』』
『『うわぁああああああああ』』
元兄ちゃんと春元は
無我夢中で走りながら
階段を上り屋上についた。
僕は一方
自衛隊の
戦車や車がおいてある
駐車場に
身をひそめる。
『チッ、ダメじゃん。屋上は逃げられない。』
僕は
一旦呼吸を
整えると
元兄ちゃん達を
助けるべく隠れていた
体を起こし前に出た。
が、あの不気味極まりないアイツが目の前にいた。
僕は死を覚悟した。

