『春元、わからないのか。あいつは今、偵察しているんだぞ。伸び縮みしてるのはただの準備体操じゃない。もとは人間だ!』 そう。 もとは人間だ。 どうやってあんな塊に なったのかは わからないけど 不気味すぎる物体に むやみに近づいたら 『ほら、ああなるんだ。』 僕はあの物体を 指差しながら 春元にそう言った。