『お前、今。俺達を守ろうって思ってただろ?』 と元兄ちゃんが 僕にそう言った。 胸が高鳴る。 どうして……? 『んなの、わかるよ。元木兄ちゃん。俺ら、兄弟じゃん!血が繋がってなくても俺らの心は繋がってる!』 そう春元が言ったとき 僕は泣いていた。 『なんでないてんだよ!?』 『んなの、俺の言葉が胸に響いたからだよ。』 そんな二人の言葉を 聞きながら 幸せを感じた。