そして5人の自衛官と 住職があの廃墟の中に 入る。 しばらくして 一人の自衛官が誰かを抱えて来た。 『おい、あれ。さっきの二人組の一人じゃね?』 元兄ちゃんが 鋭い推理でいい当てる。 『や、やばいよ。あの……あの……あの自衛官が担いでる人、頭がないよ……。』 春元が指を差しながら そう言った。 そして僕らは その首のない 亡くなった自衛官を みて凍りついた。