ツグミは 痩せこけ 服も着ていない。 冬は全裸の状態で 縛り付けられている。 僕は 母親が出かける合間を みはからって ゴミ箱から あさったビスケットや パンをくわえたまま ツグミの膝の上に 飛び乗ると それをおいて また屋根裏へと登った。