だけど、俺は新撰組の鬼の副長だ。
あの人に似ているからという理由だけでは此処には置いとけねぇ。
間者ではないという確信と、新撰組に居るという事の覚悟、その両方が必要だった。
こいつは桝屋...古高俊太郎を拷問して、奴らの目的を吐かせた
風の強い日に火を放ち、その混乱で天子様を連れだそうという馬鹿げた目的を...
大丈夫だ
もう、お前を間者とか、あの人に似ているから、なんて理由で振り回したりはしねぇ
お前は...
立派な新撰組の隊士だ。
俺は空の小さな背中にそう心の中で言った
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