『本音溜めるんやないで。僕でもカルハでもええから、ぶつかってみいや』 うっすらと視界がぼやけてくる。 ほんとはもう、泣かないって決めたのに。 「うっ、うううっ……」 『それが辛いんやったら、大木のてっぺん。 あそこなら誰もおらへんし、あんさんの酔い声も聞こえへんで』 「うあっ、ああっ…」 『お前は強くなる』 「ううっ、あ、あぐっ……」 『それまでに敗北を繰り返し、よき師よき戦に恵まれよ』 おいらにゃ、サッパリ……なんて嘘。 わかった、わかったよう。