月光~都会のとある裏組織~

「だからなんだよ!
そこどけ!」

体格の差で十和に掴まれた
腕は振りほどけない

「落ち着け。」

トーンが低くなった十和の
声に楽火の動きが止まった

「…っくそ」

足の向きを商店街に
戻す楽火

「よしよし」

それをみた十和も楽火の
後に続く


何事もなかったように
いつも通りふるまう十和

楽火の口数がさっきよりも
少なくなった

「どうかしたか?」

「いや別に」