てのひらを、ぎゅっと。



足の力が急にカクッと抜け、支えるものがなくなった私の体はそのまま前のめりに倒れていく。


視界に映るみんなが、ぐにゃりと歪んだ。


「心優!?」


梨帆の声がどこか遠く、うっすらと聞こえる。


「誰か、先生!先生呼んで!早く!!」


誰かのそんな声も聞こえる。


目が開かなくて、力が入らなくて。


大丈夫だよ、って言いたいのに、私の口は動かないままで。


なんだか体がふわふわと浮いてるみたい。


ああ……私、死んじゃうのかな……?


遠のいていく意識の中で、ぼんやりそんなことを思っていた。