てのひらを、ぎゅっと。



『でもさ。今日から相川は俺の彼女だなっ!よろしくな』


私はこうちゃんの彼女。


夢じゃないよね?本当に大島光希の彼女になったんだ。なれたんだ。


私の初恋……叶っちゃった…。


『ん』


私の目の前に差し出された、まだ幼さの残るてのひら。私はそのてのひらを、ぎゅっと握る。


すると、余計にドキドキと心臓が暴れ出した。


だってそのてのひらは私のてのひらとは全く違って、立派な男の子のもので。  


『よろしくね』


私たちの恋はこの日から始まった。


こうちゃん、好き。