「わあ! ミーくん可愛い!」 友達とふざけ合うように並んだ彼は、ミーくんの面影がたっぷりだ。 「これ、中学のときの写真?」 「ちょ、何見てんの」 あわてた様子で戻ってきたミーくんを押しのけるようにして、写真を表示していく。 中学生の仲間。 変顔の友達。 路地裏の猫。 そして、 「ね、この人だれ? すっごい綺麗」