*嘘月とオオカミ先輩*




時が止まったように動かなくなってしまったサクヤ先輩。



まるで呼吸すら止めてしまったみたいに――




景色と同化するほどに沈黙を孕んで、


ただ静かに佇んだ後、


先輩はその顔に曖昧な笑みを浮かべて、



あたしに背中を向けた。