「お、そっか。じゃあ俺も手伝っちゃる!」 屈みこんだあたしの横に、三條先輩も大きな体を折りたたむようにして座り込んだ。 「ボールちゃんはどこ行ったのかなー? 出っておいで〜」 あたしの気持ちとはまったく正反対に、三條先輩はいつでもマイペースで陽気だ。 その口からこぼれる場違いな調べが妙におかしくて、つい吹き出してしまった。 「なんの歌ですかそれ」 苦笑するあたしを見て、三條先輩はぽかんと口を開け、それから思いつめたように真剣な顔つきになった。