先輩の冗談に笑うことも怒ることもせず、ただ黙りこむナナミさん。 数秒の沈黙の後、 「あたしね、ずっと前からサクのことが――」 まっすぐにサクヤ先輩を見つめながら、 「好き……なの」 ナナミさんは想いを口にした。