「まだサークルのやつ借りてる。そろそろ自分の買った方がいいかなー」 「ね。でもどこのメーカーがいいとかわかんないよねー」 「うん、そーなんだよね」 のんびり話してると、少し離れた場所から3年の先輩の大きな声が耳に入った。 「んでサクヤは最近彼女とどーなわけ?」 そのセリフに、心臓が大きく揺れ動いた。