*嘘月とオオカミ先輩*




「ツッキーの笑顔が見たいなーなんて」


「……なんでですか」



あくまで無表情のままの月島が見上げると、三條は待ち構えていたようにキラースマイルを作った。



「かわいーから」



瞬間、オレは長髪男の尻に思い切り蹴りを叩き込む。