あたしを見てくれた。



好きになってくれた――





通じた想いに、涙が零れ落ちて止まらなかった。

その目元に、先輩が優しく口付けをしてくれる。


まるで涙の蓋をするように。



閉じた目を開くと、大好きな笑顔と目が合って、



そのまま、今度は唇を合わせた。