目の前にいるオレの彼女。



でもこいつはついこの間、オレの知らない誰かに抱かれたんだ……。


その身体をすべて晒して、足を開いて、他の男を受け入れたんだ。



腹の底からゾッとするほどの嫌悪感が湧き上がる。


その瞬間、こっちの思いを知ってか知らずか彼女が手を伸ばしてきた。


甘えるように、オレの腕をつつく。



「サクちゃん、この後どうする? 今日うち、親いないよ」



艶々した唇が、なまめかしく動いた。