恐怖短編集

栞がいなくなった部屋の中、言葉だけが聞こえてくる。


「今日も終ったわね」


「ねぇ、あなた名前は?」


「どこから来たの?」


「私は栞っていうの」


「よろしくね」


「あなたを粗大ゴミとして捨てるなんて、信じられないわ」