恐怖短編集

ゆっくりと振り向き、その声の持ち主がいる部屋を見つめる。


小さなアパートなので玄関から部屋までのドアはなく、そのかわりに栞が取り付けた薄いカーテンが引いてある。


そのカーテンの向こうの人は、どうするのだろう?


一日ここにいることは間違いないとして、自分で色々とできるのだろうか?