恐怖短編集

と確信したのは、珍しく母親が連れて行った病院での事だった。


薬を飲んでいるのに元気がなくておかしいからと、私を検査に連れて行った。


けれど、それは検査ところではなかった。


最初、体に聴診器を当てられた時点で心音がなく、医者はパニックになった。


こんなことがあるハズがないと、医者が自分の耳を私の胸に押し付けてきたほどだ。



けれど、死んでいることは事実だった。



母親はすぐに占い師の元へ私を連れて行ったが、その時すでに占い師はどこかへ姿をくらましていた。



そして……。