恐怖短編集

☆  ☆  ☆

洋太は四人目の男の話を聞きながら、ずっと眉をよせていた。


どうも、おかしい。


ただ、殺される人間が女に代わっただけで、一番最初に聞いた話とほとんど同じなのだ。


狭い箱で目を覚ました女が、天井から降ってくる液体によって体を溶かされ、息絶える。


疑問を感じた洋太は、話の途中で思わず口を挟んでしまった。


「ちょっと待て。それは俺が一番最初に聞いた話と同じじゃないか?」