恐怖短編集

普通に生活をしてきたつもりだった。


浮気もしないし、遅すぎる残業もない。


ギャンブルにも酒にも興味はない。


しかし……。


そんなことはどうでもよかったのだ。


妻は、昔からうつ病をわずらっていた。


一度かかると、いつ再発してもおかしくない、永遠の病。


それを、理解していたつもりで、全く理解できていなかった。


支えになると大口を叩いておきながら、何一つ役には立たなかった。