恐怖短編集

思い出し、軽く笑う。


息子と妻の事を思い出すのは、何年ぶりかのことだった。


実は、洋太は妻に先立たれていたのだ。


悲劇が起こったのは、夢で見たあの野原で遊んだ翌日のことだった。


なぜ?


どうして?


寝室で、首にロープを巻きつけて死んでいる妻に、そんな疑問しか浮かばなかった。


自殺。


それを理解した瞬間、あまりにも大きな罪悪感が洋太に襲い掛かってきた。