恐怖短編集

№495……


撤去される者:徳田洋太――。


495番目に殺される者、徳田洋太。


その文字に、体に落雷を受けたようなショックを覚える。


その紙に手を伸ばし、男から受け取る。


自分の震えが紙に伝わり字が読めず、その時ようやく自分が情けないほど震えているのだと気付いた。


「どうして、こんな残酷な殺し方しかしない!?」


紙を破り捨ててしまいそうな衝動を抑え、怒鳴り声を上げる。