☆ ☆ ☆ ☆ ☆
彼の動きが止まった。
二日前、彼の頭を壁に打ち付けて以来、彼の動きが止まってしまった。
彼の口元は微かに笑っていて、『栞、愛してるよ』と、今にも優しい言葉をかけてくれそうに見える。
「どうしたの……?」
栞は、そっと彼の頬に触れてみた。
冷たい。
今までのぬくもりが嘘のように、とても冷たい。
彼の動きが止まった。
二日前、彼の頭を壁に打ち付けて以来、彼の動きが止まってしまった。
彼の口元は微かに笑っていて、『栞、愛してるよ』と、今にも優しい言葉をかけてくれそうに見える。
「どうしたの……?」
栞は、そっと彼の頬に触れてみた。
冷たい。
今までのぬくもりが嘘のように、とても冷たい。



