「赤子が、何故…
親はおらんのか…」

誰かが私を抱いてくれた

「こんなに凍えて、
人間には愛情はないのか…?

この地に
このような神子を捨てたのか…

白雲の神子、
そなたは今日より人にあらず、
わが、
人狼族が長、シビルの娘である」

抱きながら、高らかに宣誓した
私は、転生し、捨てられ
新たな両親が出来たようだ