広く、真っ白な部屋の中央に置かれた大きすぎるベッド。 そこに僕は繋がれている。 『白夜って、白い仔猫みたいだよね。』 緑が妖艶に微笑する。 遊ぶように一歩一歩、ゆっくりと僕の方へと向かってくる。 それに合わせるように、僕はベッドの上で後退した。 キンッ、金属音が響く。 モ ウ オ 前 ハ 逃 ゲ ラ レ ナ イ そう言われているかのようで…。 ブルリと僕は身震いした。