はやく俺を、好きになれ。









葉は補充。綾は放浪。


邪魔者はいねえのに肝心な真優が居なかった。


隣の家に行くと真優の母親だけが居たがママさんバレーの練習日らしく留守番を頼まれた。


他人に留守番を任すのはどうかと思うが今更だった。俺と真優ン家はいつもこう。プライバシーと言うものが皆無だ。


けれど真優はいない。


来た意味ねえじゃねえか…。


居ないが真優の荷物の上には手帳やポーチが無造作に置いてあった。

そういやァ、この前、真優が綾とプリクラ撮ったと言ってたな。


暇潰しに見ようと手帳を手に取る。