ー・・・3日くらいたったころ。
あたしたちの予想していたとおりに席替えがあった。
くじ引き制だからまったく文句が言えない。
交換も禁止。
だからこのときばかりは神様に祈るしかない。
もうすぐあたしの番がくる・・・。
「はい。あーちゃん引いて」
「うん」
(がさがさ)
これにしよう。
心の中で決めて引いた。
恐る恐る引いた紙を見てみると・・・18番と書かれていた。
黒板と照らし合わせると・・・
その席は。。。教卓のまん前だった。
「終わった・・・」
つい独り言をつぶやいてしまった。
「なになにー?なにがおわったのー?」
麻友が話しかけてきた。
「席が・・・。」
「みせてー??・・・あっ!!麻友、あやなの後ろ★」
「マジで?!やったぁぁぁ」
「あ、俺となりだ。」
突如現れてきた短髪の男。
こいつは、上谷 たけ。
「はぁ?!お前の隣とかまじおわったー」
むかしからのしりあいだから
つい
男口調になってしまった。
でも本当はうれしかった。