………ちょっと、嬉しいな。 ぼふっ 「わ!」 急に顔が熱くなる。 慶太が、私の顔に熱いおしぼりを投げつけてきた。 「な、なにすんのよっ」 「手を拭け」 「…い、言われなくても拭くよ!」 投げつけなくたって、いーじゃんっ メイク崩れなかったかな? 「ちょっとトイレ…」 「ん…」 私は鏡でメイクをチェックをしに、トイレに立った。 もー なんですぐパンダ目になるんだろ… トイレの中ミラーの前で、目尻についたマスカラを落とす。