(え、い、今のって……。)
拒絶された?
(何? 私そんなに嫌われるような事した?)
一目惚れした分、拒否された現実は思いの外 痛かった。
(……べっ、別に嫌われてたって良いじゃん!)
人界では、クラスメートから無視されていたんだから。
寧ろ、自分を好きではない人の気持ちを変えるなんて出来ない、と言うのが、今迄の考え方だったのに。
(……私、ひょっとして、何か変わって来てる?)
嬉しいような哀しいような、複雑な心境に陥って、愛光は溜め息を ついた。
(……考えたって、仕方無いよね……今はライネスが仲間に なってくれた事に、感謝しなきゃ……!)
必死に そう言い聞かせ、愛光は仲間達を追い掛けた。


