「それで、これから どうすんだ?」
ウィンの問い掛けに、リホが口を開く。
「取り敢えず、リーヤさんは村に帰らなければ なりませんし……私達も村へ行って、ライネスが正式に仲間に なった事を、報告した方が良いんじゃないでしょうか?」
「……村迄は付いて行くが、中へは入らないからな。」
漸く涙が収まったライネスが、両腕を組んで そう言った。
「また そんな突拍子も無い事を……何でだよ?」
「お前には関係無い。」
「はぁ!?」
「まぁまぁ、喧嘩は駄目ですよ。」
言い争うウィンとライネスの間に、リホが割って入る。
「じゃ、取り敢えず村へ行きましょうか。ライネスは どっちでも良いですから。」
「リホ……扱い方が上手いんだねェ……。」
「昔からの付き合いですから。」
感嘆するレイムに、リホは笑い掛けた。


