「だって、幻獣の姿に なれたり、人の姿に なれたり……普通に考えて無茶苦茶だよ。」
「そう言われましても……私達にとっては普通の事ですから。」
「え〜……。」
普通の事と言われても今一ぴんと来なくて、愛光は頬を膨らませた。
「前も言いましたけど……私達は元の姿に戻ると とても大きいですから、村から出ないと変身 出来ないんです。」
そう言って、リホは拳でガッツポーズを作った。
「明日、楽しみに してて下さいね! 格好良く変身しますから!」
「えぇ? 普通の事なんじゃないの?」
少しボケているフェニックス族の少女を見て、愛光は笑った。


