アイカ。
君に出逢えて、本当に良かった。
好きだと言ってくれて、嬉しかった。
どんなに君に冷たくしても、
君は俺から離れて行かなかった。
認めてくれた。
受け入れてくれた。
俺が犯した罪は、許されるものじゃない。
それでも、君と居る時だけは、
俺は その事を忘れられたんだ。
生きていても良いんだと、思えたんだ。
先に逝く事を、許して下さい。
臆病で弱虫な俺は、逃げる事に しました。
この世界を護る結界の一部に なって、
僅かでも罪滅ぼしが出来たら。
なぁんて。
死ぬ事を正当化する理由を
作り出しただけです。
結局 最期迄、俺は弱虫でした。
君は もっと、
強い男の ものに なるのが相応しい。
これも逃げだね。
俺は君に相応しくなる自信が、
無かったんだ。


