☆ 翌朝、朝食を摂り、歩き出した時だった。 不意にリホが立ち止まり、空を見上げた。 「リホ? どうしたの?」 「……神霊が……黒く染まっています。」 「神霊が?」 ウィンが声を上げた時、リホは きっと前を睨んだ。 「……来ます! 皆、戦いの準備を!!」 「来るって何が!?」 リーの問いに答える者は居なかった。 答えなくても、解ったからだ。 愛光達の前に姿を現したのは。 30人程の、悪魔だった。