予言と未来








翌朝、朝食を摂り、歩き出した時だった。



不意にリホが立ち止まり、空を見上げた。



「リホ? どうしたの?」



「……神霊が……黒く染まっています。」



「神霊が?」



ウィンが声を上げた時、リホは きっと前を睨んだ。



「……来ます! 皆、戦いの準備を!!」



「来るって何が!?」



リーの問いに答える者は居なかった。



答えなくても、解ったからだ。



愛光達の前に姿を現したのは。


























30人程の、悪魔だった。