「発光(ライト)!!」
「え……うわっ!!」
突如 放たれた愛光の攻撃に、ユウは なす術無く その場に跪く。
「光線(ビーム)!!」
無防備なユウの躰に、愛光は攻撃を放った。
ユウが痛みを感じたのは一瞬。元々 光とは、物理的な攻撃ではないから。
発光(ライト)が鎮まった時、ユウは まだ目が眩んでいるようで、う~、と唸りながら手でリタイアを示した。
フィールドから出る時、ユウは微笑みを浮かべて、アイカの手を握った。
「有り難う、楽しかったよ。」
「此方こそ。」
「次も頑張ってね、応援してる。」
「うん。」
沢山の人の、色々な想いを背負って これから戦って行くのだなぁと。
愛光は漸く実感が持てた。


