「勇人……勇人!」
本当に怖かった。
そのまま沈んで終わりかと思ったくらいに。
勇人の存在が何よりも頼もしくて、その力強さに安心して全てを委ねたい気持ちになった。
勇人の確かな感触と温もりを確かめたくて、彼の背中に回した腕に力を入れて体を寄せた。
あったかい……
勇人もあたしも生きてる。
今この瞬間にあたし達は確かに存在している。
この広い海の中で、あたしが勇人のそばに居られる奇跡を想うと、涙が流れるくらい感動しそうになった。
もしかしたら、あたしと勇人は一生巡り会わなかったのかもしれない。
見知らぬ他人として人混みや雑踏の中ですれ違っても、きっと気付かないような。
でも、あたし達は出逢えた。
勇人は九州にいたけど、あたしのいる中部地方にまでわざわざ来てくれたんだ。
曾おばあちゃんとの約束を護るために。
だから……
あたしは曾おばあちゃんに感謝したい。
曾おばあちゃん、ペンダントは確かに効果あったみたい、って。
本当に怖かった。
そのまま沈んで終わりかと思ったくらいに。
勇人の存在が何よりも頼もしくて、その力強さに安心して全てを委ねたい気持ちになった。
勇人の確かな感触と温もりを確かめたくて、彼の背中に回した腕に力を入れて体を寄せた。
あったかい……
勇人もあたしも生きてる。
今この瞬間にあたし達は確かに存在している。
この広い海の中で、あたしが勇人のそばに居られる奇跡を想うと、涙が流れるくらい感動しそうになった。
もしかしたら、あたしと勇人は一生巡り会わなかったのかもしれない。
見知らぬ他人として人混みや雑踏の中ですれ違っても、きっと気付かないような。
でも、あたし達は出逢えた。
勇人は九州にいたけど、あたしのいる中部地方にまでわざわざ来てくれたんだ。
曾おばあちゃんとの約束を護るために。
だから……
あたしは曾おばあちゃんに感謝したい。
曾おばあちゃん、ペンダントは確かに効果あったみたい、って。



