くるうみ。~あなたと過ごした3日間~



亜美は前夜祭で意中の加藤先生とすっかり打ち解けて硬さが取れ、タメ口で冗談を言い合うまでの仲になってた。


「加藤先生はカノジョいないけど、生徒は考えられないって。
だから、あたしはくるうみで一緒に過ごせたらすっぱりあきらめるよ。
だから、最高の思い出を作ろうね、瑠璃香」


あたしは亜美の想いを純粋に応援したいと思うよ。

たとえ叶わないのが解ってたとしても、全身で先生を想う亜美はキラキラと輝いてキレイだから。


失恋しちゃったとしても、誰かを好きになれたという事実はとても素敵なこと。決してムダじゃないと思うよ。


あたしも明石先輩を好きになれて良かったと思えるから。


明石先輩を好きになれたから、不器用な勇人の良さが解るんだ。


「瑠璃香、ちょっとおいで」


階段からお母さんに呼ばれて、ちょっと面倒くさいけどなにと返事したら頼みごとをされた。


「勇人くん今日も10時までバイトだろ? 休憩時間につまめるサンドイッチ作ったから、あんた届けたげな」