ほんとに要らないかも。
このまま見捨てちゃおうかな…
なんて考えていると1つの策が閃いた。
あ!
もしかしたら誰かが拾ってくれてたりして!


善は急げと、家の電話から自分のケータイにかけてみた。
ぷるるるる
ぷるるるる
ぷるるるる
ぷるるるる―――ピッ。
運良くケータイは誰かに拾われていたらしい。
4コール目で電話は繋がった。



「も、もしもし?」