ずっと好きだと言えなかった

「て言うか何でマフィン?この前もマフィンだったじゃん。マフィンがスキなわけ?」

「え?スキなのは千葉君でしょ?」

「は?」



顔を顰めた千葉君にわたしは何か思い違いをしているのかもしれないと思った。



「だ、だってこの前マフィン美味しいって言ってくれたから、マ、マフィンがスキなのかなって…」



おずおずと言う。


ひぇ!顔怖い!


徐々に声が小さくなって最終的には口を閉ざした。だ、だって千葉君の顔が怖いんだもん。


まるで鬼のお面を被ったような千葉君を見て目を逸らした。