―――chapter6――― 図書委員の仕事を終わらせて玄関口に向かう。 ふと窓を見れば雨が降っていた。 梅雨はキライだ。 憂鬱な気分が更に憂鬱になる。 湿気も鬱陶しい。 髪がバサバサになる。 そう言えば千葉君って髪の毛サラサラだなぁ〜…… と考えたときピタッと止まる。 無意識のうちに千葉君のことを考えていた自分に戸惑う。