「あぁ……そうだな」



写真を見つめながら、彼もウンと頷いて言った。




「そうだは!!この写真たてに入れて家に飾りましょうよ!!」



「そうだな。それがいい!……じゃあ、これから写真たてを買いに行こう」



「そうね!!賛成よ!!どんなのが良いかしら!!ウキウキするわ!!」



「ハハハ……。まったくお転婆娘だな」




彼女は彼を腕を引き、持っていた写真を机に置くと元気よくリビングを出て家を出た。




二人が居なくなったリビング。




何所からか現れたサクラの花弁はひらひらと舞いながら写真の上に落ちた。




すると、そのハナビラは一瞬で一通手紙と変化した。